Mycobacterium lepraemurium 感染マウスの interferon 産生と肉芽腫性炎症反応
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概要
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鼠癩菌感染に対するマウスの感染防御免疫のメカニズムを明らかにする目的で,鼠癩菌感染マウスより得た牌細胞と鼠癩菌菌体抗原を in vitro で培養した時にみられる interferon の産生能および主要臓器にみられる肉芽腫性炎症反応との相関関係を調べ次のような成績を得た。1.14系統のマウスを用いた実験から,鼠癩菌感染に際し,同菌の感染に対して感受性を示す CBA/J をはじめとして, A/J, AKR, C3H/HeN, C3H・OH, C3H・SW 系マウスが産生する interferon は低力価であったが,抵抗性のC57BC/6Nをはじめとして, B10. A, B10. A(5R), B10. BR, B10. D2, B10. S, BALB/c, C57BL/KsJ 系マウスでは高力価の interferon が産生された。2. 産生された interferon は酸に対する不安定性から γ-type であることが示唆された。3. interferon 産生がみられるマウスの系統では肉芽腫性炎症反応が強く発現しており,両者の間には強い相関関係のあることが明らかとなった。
- 北里大学の論文
- 1984-10-31
著者
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