持続する多量の粘液性帯下により子宮摘出に至ったPeutz-Jeghers症候群の1例
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概要
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本症例(36歳,2回経妊2回経産)は,持続的な多量の粘液性帯下と下腹部痛を主徴とし,やむなく子宮全摘出を施行したPeutz-Jeghers症候群(PJS)の1例である。15歳と21歳の時それぞれ胃,十二指腸ポリープ切除を受け, PJSの診断がなされていた。34歳より下血,下腹部痛,多量の粘液性帯下を訴えはじめたが子宮頸部細胞診,生検組織診で悪性所見は認められなかった。その後上記症状改善せず,日常生活にも支障をきたすようになり,かつ胆嚢に異常所見を認めたため単純子宮全摘出と同時に胆嚢摘出術を施行した。摘出標本の病理診断は子宮頸部はwell differentiated adenocarcinoma,胆嚢はadenomatous hyperplasiaであった。術後経過良好,現在経過観察中である。
- 千葉大学の論文
著者
-
稲葉 憲之
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
高野 始
千葉大学医学部産科婦人科教室
-
上杉 健哲
国立横浜東・産婦人科
-
鈴鹿 清美
国立横浜東病院
-
高野 昇
国立横浜東
-
稲葉 憲之
千葉大
-
高野 始
千大・産婦人科
-
小竹 和美
国立横浜東病院産婦人科
-
田中 宏一
国立横浜東病院産婦人科
-
漢那 磨理意
国立横浜東病院産婦人科
-
田嶋 達矢
国立横浜東病院産婦人科
-
高野 昇
国立横浜東病院
-
田嶋 達矢
たじま産婦人科医院
-
上杉 健哲
国立横浜東病院
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