基礎看護学領域における看護実践能力の育成に向けた演習の試みと課題 : 看護基本技術の習得にむけて

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概要

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山口県立大学看護学部基礎看護学領域における、看護実践能力の育成にむけた看護基本技術習得のための教育方法の工夫を紹介し、その効果と課題について明らかにした。本領域では3つの教育目標「問題解決能力および科学的・批判的思考能力に基づいて看護基本技術が実践できる能力の育成」、「看護基本技術を安全かつ確実に実施できる能力の育成」、「自主的・自立的な学習態度・行動の育成」を設定し、自己学習を促進するために事前学習・事後学習を取り人れた教育を展開している。このような方法で教育を行うようになって、時間外に自主的学習に取り組む姿勢や行動が増え、演習時間内のディスカッションが活発になり、相互学習が浸透してきた。今後の課題としては「既習知識の不足」「リアリティーの欠如」「自己学習時間の不足」などがあげられた。今後はこれらの課題について検討を進めていく予定である。
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