<論文>訪問看護婦の医療的処置への対応と医師との関係 : 調査結果の自由記載からの考察を通して
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概要
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本研究の目的は在宅における医療的処置実施に伴う訪問看護婦の戸惑いや悩みを明らかにすることである。全国から無作為抽出した300の訪問看護ステーションで働く訪問看護婦を対象に郵送法で質問紙調査を行なった。調査結果の自由記載における訪問看護婦の戸惑いや悩みは"医療的処置への対応"に関する内容が最も多く約半数を占め,中でも「実施の判断」に関するものが多かった。次いで"医師"に関する内容があげられ,医師との関係の難しさを指摘するものが多かった。さらに"訪問看護全般"に関する内容においては,在宅という場に特有の「患者・家族」や「施設・設備・物品」「責任の所在」「スタッフ・医師との関わり」「他施設との連携」等の問題が指摘された。以上より,医療的処置実施に伴う訪問看護婦の戸惑いや悩みには,医療的処置への対応と医師との関係があり,それに加えて在宅特有の状況から生じる問題があることが示唆された。
- 山口県立大学の論文
著者
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田中 愛子
山口県立大学看護学部
-
田中 愛子
Graduate School Of Health And Welfare Yamaguchi Prefectural University
-
岩本 テルヨ
山口県立大学看護学部
-
兼安 久恵
日本赤十字広島看護大学
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