小学生の理科学習における学習意欲の調査(2) : 授業の特性が学習意欲におよぼす効果の調査

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概要

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理科学習において,授業の特性が学習意欲に与える効果について,5年「もののとけ方」に関する特徴的な2つの授業を設定し調査・検討した。その結果,授業A「教科書の展開に沿って1人1実験を徹底した授業」においては『積極的な態度を示す意欲の増加』と『丁寧な態度を示す意欲の減少』が見られ,授業B「学習計画を子どもとの話し合いから立案した授業」においては『積極的な態度を示す意欲の有意な差なし』と『丁寧な態度を示す意欲が増加』が見られた。また,授業の前後における学習意欲を構成する各下位概念の変容について,「教科書の展開に沿って一人1実験を徹底した授業A」では「集中力」の増加が認められ,「学習計画を子どもたちとの話し合いから立案した授業B」では「計画性」の増加が認められた。さらに,これらの授業には知識理解に有意な差は見られなかった。
2005-09-30

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