異なった放牧圧における半自然草地の植生の空間的不均一性の差異
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概要
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本研究では,放牧圧に対する草地群落の空間的不均一性の差異を明らかにするために,種の空間的不均一性と群落の空間的不均一性の2つの観点から調査,解析した。放牧圧の異なる3つの草地を比較すると,群落の不均一性は弱放牧区で最も高く,中,強放牧区では低かった。この群落の不均一性の違いは優占種の不均一性の違いを反映していた。優占種は,弱放牧区では不均一性の高い種から,中,強放牧区では不均一性の高い種と低い種の両方から構成されていた。種の空間的不均一性は繁殖様式(栄養繁殖と種子繁殖)を考慮することによっていくつかの優占種は説明できたが,出現頻度の低い種は他の要因が強く作用している可能性が示唆された。
- 日本草地学会の論文
- 2003-06-15
著者
-
塩見 正衞
茨城大学理学部生態学研究室
-
塩見 正衛
茨城大学理学部
-
安田 泰輔
茨城大学理学部
-
高橋 繁男
東北農業研究センター
-
高橋 繁男
東北農研セ
-
高橋 繁男
畜産草地研究所
-
高橋 繁男
東北農業研究センター:(現)日本草地畜産種子協会九州試験地
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