放牧した牛群の空間分布 : その統計解析
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概要
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105m×50mの草地に放牧した牛群の各個体の位置を,草地の長辺上に2.5分ごとに射影,記録した。このように観察と解析が簡便にできる1次元座標軸上の牛群の空間分布が解析に用いられた。主な結果は次の通りである:(1)牛群内における個体は,ランダム分布,集中的分布,規則的分布の間を任意に変化した。(2)草地全体における牛群の分布は強い集中性を示した。(3)牛群内における個体の分布と草地全体における牛群の分布の間には相互関係は認められなかった。(4)牛群は,草地内を伸縮しながら,あちこちに移動しつづけた。牛群の空間分布は平面に形成されるものであるが,その1次元座標軸上の解析によっても,ある程度の情報の集約が可能である。
- 日本草地学会の論文
- 1995-07-30
著者
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