ノルム拘束に基づくパラメトリック射影フィルタ族の正則化

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概要

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現実の画像復元問題においては, 復元作用素の構成要素となる劣化作用素や雑音の相関作用素等に関する正確な情報を手に入れることは困難であり, 経験的知識等を用いて推定する必要がある.しかし, これらの推定した作用素が真の作用素と異なっていた場合, その違いが微小であったとしても, 推定した作用素によって構成した復元フィルタが真の復元フィルタと近いものである保証はない.パラメトリック射影フィルタ族にもあてはまる, この問題を回避すべく, 正則化手法を用いた手法も提案されているが, 当該正則化が最適化問題に対し, どう寄与しているかという点が必ずしも明確ではない.以上のような背景のもと, 本論文では, 復元作用素を定義する最適化基準を改良することにより, 正則化手法を用いた手法と同様の正則化効果が得られるフィルタを提案するとともに, パラメトリック射影フィルタ族等への収束性に関する定量的な解析を行うことを目的とする.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-06-25

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