遅延聴覚フィードバック(DAF)条件下での読みの眼球運動への影響
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概要
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非吃音者に遅延聴覚フィードバックを課した状態で文章音読時の眼球運動を測定した。その結果、先行研究で示されている吃音者の眼球運動特性と類似した特徴を示す被験者が存在することを確認した。この被験者は、発話に非流暢が生じている際には停留や帰り読み運動と停留を示す割合が高く、この特徴は吃音者のもつ眼球運動特性と同様のメカニズムによる可能性があることが示唆された。さらに非吃音者のDAF条件下での音読特性から、流暢性を保つためには聴覚系からのフィードバックと発語器官の同期の必要性が想定され、吃音の要因の一つにこの同期性が関係しているものと考えられる。
- 2001-03-22
著者
-
筧 一彦
名古屋大学人間情報学研究科
-
筧 一産
名古屋大学大学院人間情報学研究科
-
覚 一彦
名古屋大学大学院 人間情報学研究科
-
筧 一彦
中京大学情報科学研究科
-
佐藤 裕
名古屋大学大学院大間情報学研究科認知情報論講座
-
筧 一彦
名古屋大学
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