アーク放電抑圧のためのリレー電極時分割動作の研究(<特集>卒論・修論特集)

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概要

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電気接点間の放電現象を抑える方法として電気接点間への並列コンデンサの挿入が知られている。しかし,充電されたコンデンサから接点閉成時に接点へ突入電流が生じるなどの問題点があり実用化されていない。我々は2個の接点と1個のコンデンサを組合わせて,コンデンサを通電電気接点の開離時のみ接続し、放電を抑圧する時分割電気接点を提案した。今回は,コンデンサの挿入がどのようにアーク放電を抑圧するかを実験的に測定した。電源や浮遊インダクタンスを含めた等価回路を求めて,放電発生の有無を推定する手法を検討した。接点開離時の接点間のV-I特性を時間的に変化する抵抗値R(t)を,回路解析ソフトであるにSPICEに適用した。Holmがアーク放電の発生を判断する手法として提唱した最小放電電流以上と最小放電電圧以上を同時に満足する時間があるかどうかを回路解析した。この方法によるアーク放電の発生条件は、実験値とかなりよく一致した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-02-27

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