DNA2次元電気泳動像自動解析システムの開発

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概要

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ゲノムDNAを制限酵素で切断後、放射性同位体標識し2次元電気泳動を行うとDNA上の制限酵素認識部位を電気泳動像上のスポット・パターンとして展開することができる。ヒトの癌組織などから抽出したゲノムDNAに適用した場合、1枚の泳動像中で数千個のスポットが観測される。複数の泳動画像を重ねあわせる事により、癌をはじめとした各種疾病に伴うDNA上の変化を、スポット・パターンの変化として検出することができる。しかし実験により得られる2次元電気泳動像は非常にきたなく、目視による解析のみならずコンピュータによる処理も困難であった。我々はリング・オペレータによるスポット位置認識・ガウス型関数フィッティングによるスポット分離・巾優先グラフ探索によるポイント・パターン・マッチング技術を組み合わせることで、この困難を克服した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-10-16

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