遺伝子診断をめざした2次元電気泳動像解析用対話型画像処理システム

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概要

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近年は、癌などの疾患を遺伝子レベルで解明し、診断に役立てようという動きが出てきた。いわゆる遺伝子診断である。これには、様々な方式が研究されているが、我々はRLGS(Restriction Landmark Genomic Scanning)法という、2次元電気泳動オートラジオグラフィによりDNA断片を2次元にイメージングする方式に着目した。この方法はゲノムDNAを制限酵素で切断し、その末端を放射性同位元素で標識した後、2次元電気泳動により展開・分画するものである。その結果、DNA断片はスポットとして現れる。ところが遺伝子に何らかの異常があると、そのスポットが転座、あるいは消失したり、濃度が変化する。そこで我々はRLGS法によるスポットのパターンを自動的に読取り、遺伝子診断に寄与すべく、システムを構築してきたのでここに報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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