高速ゲノムスキャニングをめざした2次元電気泳動オートラジオグラムイメージの自動解析
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概要
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本稿では,高速なゲノムスキャニングを目指して,先に開発されたRLGS(Restriction Landmark Genome Scanning)法をもとに2次元電気泳動法により得られたオートラジオグラム・イメージのパターン解析について述べている.画像処理の基本的課題は,主に(1)スポットの位置と濃度を検出すること,(2)微かなパターンの相異がある複数の画像間で照合・比較することである.ここでは,スポットの位置検出はリングオペレータを用い,スポット間の幾何学的構造は,RNG(Relative Neighbourhood Graph)で表現した.また,画像間の照合には,RNGと原画像上での階層的なパターン照合を利用した結果,処理効率の向上をはかることができた.実験の結果,我々の方法がRLGSパターンの自動解析装置を構築するのに有効であることが示された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-12-16
著者
-
林崎 良英
理化学研究所オミックス基盤研究領域
-
林崎 良英
理化学研究所筑波ライフサイエンスセンター
-
中沢 政幸
金沢工業高等専門学校
-
渡辺 弥寿夫
金沢工業大学
-
中沢 政幸
石川職業能力開発短期大学
-
堀岡 雅清
金沢工業大学
-
中沢 政幸
石川職業能力開発短大
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