運動視差による面再構成過程の心理物理学的検討 (I)
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概要
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運動によって正弦波状の面が知覚されるランダムドットパタンを用い、空間周波数伝達特性(MTF)を評価することにより、運動視差による面の再構成過程の諸特性を調べた。ドット密度をパラメータとした実験から、面が知覚されるためには、1周期あたり平均3個以上のドットが必要であった。また、閾値/平均ドット間隔の値は、ドット数によらず一定であり、ドット間の奥行き傾斜が閾を決める重要な要因であることが判明した。これらの結果は、両眼立体視に関する実験結果とほぼ一致しており、面の再構成過程が両モジュールで同じメカニズムに依存している可能性を示している。
- 1997-11-21
著者
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