カラー画像における灰色仮説の適用条件と照明光の推定
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概要
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カラー画像から, 照明光の色を推定する手法の一つに, 物体の平均の色が灰色であると仮定(灰色仮説)し, 画像の平均の色を照明光の色として推定する手法がある. この手法は, 照明光の推定値が物体の平均の色に依存するため, 仮説が成り立たない場合, 推定精度が低下することが問題であった. 本論文では, 相異なる照明光下における共通物体からの反射光の平均の色が, 黒体放射軌跡上にある場合に, 灰色仮説が局所的に成立すること, および, その場合に, 共通物体からの反射光の平均を照明光の色として推定できることを示す. 更に反射光の平均と照明光の色とが知覚的に同一である場合の照明光推定の方法および実験結果を示す. また, 相異なる複数物体における反射光の中から灰色仮説が成立するような色の組合せを選択する方法も示す
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-25
著者
-
乾 敏郎
京都大学大学院情報学研究科
-
鈴木 智
Nttヒューマンインタフェース研究所:(現)nttビジネス開発部
-
徳永 幸生
Nttヒューマンインタフェース研究所
-
川村 春美
Nttヒューマンインタフェース研究所
-
乾 敏郎
京都大学文学部
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