幼児のコンピュータ利用を支援するエージェント構築のための一考察

概要

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マルチメディア時代の有望なサービスとして、サイバー空間で人々の出会いを実現する参加体験型の映像サービスが注目されつつある。今後は大人ばかりではなく子供もコンピュータに触るようになっていくであろう。むしろ、コンピュータに触れることによって想像性・創造性ともに豊かな子供達がいかに想像性・想像性を育み広げることが出来るかは、マルチメディア時代の新文化醸成の意味でも極めて興味深いテーマである。そのためには、周囲にいる人々が子供にコンピュータの使い方・おもしろさなどを示す必要があるが、コンピュータを使いこなせる大人が周囲におらず、子供達へ教える環境も整いづらいのが現状である。そこで図1に示すような保護者や先生に代わり子供達の映像生成をサポートするエージェントが重要になるものと思われる。[figure]本稿では、幼児がコンピュータを自由自在に使うことが出来るまでをサポートするエージェント構築のために、ある保育園を舞台に行なった実験について報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06