GAを用いた世代間シームレステクスチャ生成方法

概要

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テクスチャマッピングはCGの質感向上の技術として少ない計算コストで実現できる有劾な技術である。しかし、マッピング面積がテクスチャデータの面積より大きい場合、繰り返して貼らざるを得ず境界部分で不連続になり画品質の低下をもたらしてしまう。この問題の解決策として我々は境界部分での連続性を有するシームレステクスチャの生成方法を提案[1][2]し、境界部分での不連続性の問題の解決をはかった。また、遣伝的アルゴリズム[5](以下、GA)を用いて、類似シームレステクスチャの生成も可能[3][4]とした。しかしながら、この方法で生成したシームレステクスチャと元となったシームレステクスチャ間、つまり世代間でのシームレス性は必ずしも保持されないという問題が残っていた。そこで、本稿ではテクスチャ生成法において境界部分に影響を及ぼす可能性のある画素を抜き出し、その画素に対応するDNAへのオペレーションを制限することにより、世代間でシームレス性を実現するシームレステクスチャの生成する方法について報告する。
社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24