人間の視覚特性に基づいた広角画像の生成
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概要
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人間の目は, 片目で水平120度の広い範囲を見ることができる, しかし, 高い解像度を有しているのは中心部のみであり, 周辺に向かって急激な視力の低下が見られる. この不均一な解像度の分布によって, 人間は脳での情報処理量を低減しつつ, 視野中心部での高い認識能力を実現していると考えられる. 我々は, この視覚情報処理における機能分化という考え方を計算機における画像処理に応用している. だが, 中心用カメラと周辺用カメラの光軸のズレの存在や, 中心視と周辺視の境界が連続でないことのために, 中心部分と周辺部分の協調作業に難点が有ると思われる. そこで, ハーフミラーを用いて光軸を合わせた2台のカメラから同一シーンの画像を取得し, それをもとに解像度が連続的に変化する画像を生成するシステムの構築を試みた (図1). [figure]本研究と同様に人間の視覚特性をもとにした視覚システムとして画素密度が中心部で高く周囲に従って低くなるCCD素子を開発し実現したものがあるが, この手法ではコストが非常に高くなると思われる. また視野の中心を拡大し周辺部分を圧縮する特殊レンズを用いた手法もあるが, 解像度の分布に偏りが生ずると思われる. 本研究の手法では, 一般のカメラを組み合わせることでコストを抑え, 解像度の変化をソフト的に実現することで解像度分布の偏りを無くしている.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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