4個の発振器における相互同期現象について

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概要

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結合発振器の同期現象に関する研究は、非線形現象を解明する上で、また、その結合形態と安定状態の多さからその応用の可能性が示唆されたことによって、近年盛んに研究されている。従来、2次元状に結合された発振器の様々な同期現象が報告されているが、素数でない数の位相状態(例えば4相、6相)は観測されていない。本研究では3次元状に結合した回路モデルを提案し、その同期現象を調べる。このシステムでは、結合キャパシタの大きさによって同相同期、2つの逆相同期、4相同期という3つの異なる現象が見られる。特に、安定した4相同期状態は、これまで全く報告されていない。以下では、これらのことを理論解析、回路実験並びに数値解析によって確認し、この回路の有用性を示す。
1996-03-11

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