1つの非線形負性抵抗で結合されたRC発振器の同期現象

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概要

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発振器の相互同期に関する研究は、これまでに数多く報告されている。LC発振器の星型結合システムは、得られる位相状態数の多さから、セルラーニューラルネットワーク(CNN)の構成要素やメモリとして利用できると考えられているが、LC発振器はインダクタンスLを含んでいるのでチップ化が困難である。そこで、近年、インダクタンスを含まないRCウィーンブリッジ発振器の星型結合システムが提案され、3相同期が確認された。さらに、CNNでは2値の信号を扱うことから、RC弛張発振器の星型結合システムが提案され、CNNの構成要素としてより有効であることが示された。本研究では従来システムで用いられたRCウィーンブリッジ発振器を1つの非線形負性抵抗で結合した星型結合システムを提案し、その同期現象について回路実験並びに数値解析によって確認する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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