時変システム同定のための演算量削減 NLMSアルゴリズムにおける最適なステップゲインの導出

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概要

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近年、適応信号処理の分野において、NLMSアルゴリズムの演算量削減法がさかんに研究されている。演算量削減法の1つとして、係数修正演算を選択的に休止させる方法が提案されている。その方法は、フィルタの各タップへの入力の絶対値の和を平均することによりしきい値を定め、入力の絶対値がしきい値より大きいときにのみ、フィルタ係数の修正を行うものである。そのような演算量削減法について、推定するシステムが定常状態の場合については、解析がなされている。しかしながら、実際の応用を考えた場合、重要であると考えられる非定常状態での解析は行われていない。本研究では、非定常時において推定誤差を最小にする最適なステップサイズを導出する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-12-13

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