パルスニューラルネットワークによる音源の方向情報を用いた音像抽出モデル

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概要

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我々は音による環境把握システムの実現を目指し、時系列情報処理に適したパルスニューロンモデルによる音源定位および音源認識に関する研究を行っている。本稿では、我々の提案する音源認識システムの、複数の音源が同時に存在する環境への適用を目指す。提案するモデルは音源定位システム内の両耳間時間差検出機構が持つ特性に注目し、これに改良を加えることで音源認識システムの前処理機構として用いる。これにより、音源の方向情報を用いて各方向成分ごとに音像を抽出し認識することが可能となる。計算機上でのシミュレーション結果、本モデルによってそれぞれの方向に存在する音像を並列に抽出・認識可能であり、複数の音源が存在する環境下でも音源指向性の高い認識が可能であることが確認できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-03-14

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