ICAによる初期視覚の空間分光特性を持つ受容野の自己組織的形成
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概要
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自然な視覚環境の下では形態情報と色情報は確率的に独立であると考えられる. 従って視覚系における形態情報と色情報の分離はその確率的独立性に基づいている可能性がある. 本研究では視覚環境に対する錐体モザイク配列の応答を学習サンプルとして作成し、これを確率的に独立な表現へ変換するフィルタ(受容野)を独立成分分析(ICA)によって求めた. その結果、L錐体とM錐体から構成されるガボール型の受容野と同時に、分光選択性の高い反対色型の受容野も形成された. 後者には空間的な拮抗領域の有無も存在した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-19
著者
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