パルスニューロンモデルを用いた音源定位聴覚系モデル : 位相情報抽出のためのニューロン層の構築-

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概要

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我々は、パルスニューロンモデル(以降PNモデルと省略)を用いた音源定位のための新しいパルスニューラルネットワークモデルを提案し、本モデルを用いる事で入力信号間のITD,ILDを検出可能である事を示している。しかし、本モデル内のITD検出モデルにおいては、入力信号中の音圧情報によって出力パターンに不要なバイアス成分があらわれており、更にこのバイアス量が入力信号の音圧によって変化してしまうという問題が生じている。そこで、今回我々はITD検出モデルの前段に、パルス列中の位相情報のみを通過させる一種のフィルタ層を構築して、ITD検出モデルにおける音圧情報の影響の除去を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-17

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