金属素子を有しない超小型EOプローブを用いた生体等価ファントム内における電界計測(プローブ・アンテナ関連, 通信EMC/一般)

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概要

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生体等価ファントム内における電界計測を目的として垂直および水平方向の電界を検出する2種類の電界プローブ(EOプローブ)を開発した.EOプローブ先端の断面寸法は1mm×1mm, 且つ, 金属素子を有しないため, 被測定電界に与える擾乱は非常に小さい.また, 微小ダイポールアンテナとダイオード検波器を組み合わせた従来の電界プローブでは困難であった位相測定が可能であり, 1.95GHzから20GHzの帯域において均一な感度を有する.さらに, 不感方向に対する最大感度方向の感度比は45dB以上である.測定したダイポールアンテナの近傍界と計算値との比較からEOプローブとダイポールアンテナとの間に静電結合や誘導電磁結合がほとんど生じないことを確認した.また, 生体等価ファントム内の電界強度および位相測定においてEOプローブが有用であることを示した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-09-01

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