印刷画像データ圧縮用進化型ハードウェアチップ(<特集>システムLSIのための先進アーキテクチャ論文)
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概要
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電子製版における印刷画像データを高圧縮率で高速に圧縮する,データ圧縮専用進化型ハードウェアチップを開発した.印刷画像データは網点という特殊なデータ構造をもつため,従来のデータ圧縮アルゴリズムでは,印刷画像データに対して十分な圧縮性能を上げることができなかった.この問題を解決するため,我々はこれまでに,遺伝的アルゴリズムを用いてデータ構造に適した符号化方法を学習する方式である,分散参照圧縮を提案している.本方式は,印刷画像データに対して,これまでにない高圧縮率を有する.しかし,印刷画像データは巨大であるため,本圧縮方式の実用化には高速処理が要求される.そこで,本方式専用の進化型ハードウェアチップを開発した.進化型ハードウェアは,動作環境に適応した回路を自ら合成するハードウェアである.そのシステム構成や処理手順は,分散参照圧縮と一致しているため,進化型ハードウェアは本圧縮方式に非常に適している.実験の結果,本チップは印刷画像データに対して従来チップより高い圧縮率を有し,その処理速度はソフトによる実行より飛躍的に向上することを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-08-01
著者
-
樋口 哲也
産業技術総合研究所
-
坂無 英徳
産業技術総合研究所
-
樋口 哲也
半導体MIRAIプロジェクト,産業技術総合研究所次世代半導体研究センター
-
坂無 英徳
半導体MIRAIプロジェクト 産業技術総合研究所 次世代半導体研究センター
-
坂無 英徳
独立行政法人産業技術総合研究所
-
岩田 昌也
独立行政法人産業技術総合研究所次世代半導体研究センター半導体MIRAIプロジェクト
-
岩田 昌也
半導体MIRAIプロジェクト,産業技術総合研究所次世代半導体研究センター
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