Almost General Petri Nets(N_<KT>)が初期マーキング下で活性であるための必要十分条件 : Live MBTRsを含まない場合(N^^〜_KT>)
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概要
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ペトリネットは離散事象システムのconcurrency,nondecidability,causalityなどを容易に表現できるので、種々のタイプの離散事象システムのモデル化、動作解析に有用であるとされている〔1〜3〕。ペトリネットの動作解析のための諸問題は、可到達性と活性問題に還元され、活性の可解性は可到達性のそれに等価であること、並びに、可到達問題は可解であることが示されている〔4〕。しかし、使い易い活性の必要十分条件はfree choice nets(FC)とそのサブクラスに対して知られているのみであった〔1〜3〕。本論文では、FCはもちろんのこと、AC(⊃FC)をも真に含むクラスN_KT>(almost general Petri nets)の活性の必要十分条件を導くことを目的として、そのサブクラスN^^〜_KT>(⊂N_KT>)の活性の必要十分条件をネット構造と初期トークン分布より直接的に求めている。本論文の結果は、上述のごとくN_KT>の活性条件の導出に利用できるのみならず、本論文で新しく提案されたreturn-pathsなる概念だけを一般ペトリネットNへ拡張すれば最終目標であるNの活性の必要十分条件を導くためにも利用できる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-30
著者
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