画像処理LSI用性能指向マクロセル設計法

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概要

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画像処理のような高い性能を要求されるLSIにおいては、個々のLSIに特化したマクロセルの開発が必要である。そこで筆者らは以下の効用を持つ繰り返し構造でない、複雑なレイアウト構造に対応した性能指向マクロセル設計法を提案する。(1)リーフセル設計の自動化、(2)再設計、階層/非階層設計を対応、(3)非ビットスライス構造への対応、(4)性能評価の短TAT化。この手法により、数種の画像処理LSI用マクロセルを設計し、0.5μmルールにおいて15〜63Kトランジスタの回路で、繰り返し構造でないにも関わらず平均5.7KTr/mm^2(含電源線)もの集積度を人手設計の半分の工数で実現した。論理の一部修正、端子配置の変更等の修正については、さらに効果的で人手設計の1/3にまで工数を低減できた。また、動作速度に関しては量子化器の例で、7.5nsの高速動作が達成されていることを静的遅延解析で効率良く求めることができた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-06-23

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