MPEG2画像符号化LSI用低スキュークロック実現手法
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概要
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MPEG2画像符号化LSIをはじめとする大規模高速LSI用低クロックスキュー分配法と、それを実現する設計手法を提案する。本手法は、チップ領域をサブブロックに分割し、クロックソースからサブブロック毎のリーフドライバまでと、リーフドライバから末端のF/Fまでの二階層の一括分配でクロックを供給する。リーフドライバまでは、太幅等長配線により、スキューを低減する。サブブロック内では環状配線と、サブブロック毎に遅延の最適なリーフドライバを使ってクロックスキューを低減する。以上のクロック分配法の実現に際し、レイアウトイメージを精度よくモデル化し、サブブロック分割基準を設定している。以上の方法により、クロックスキューの要求値を保証しつつ、そのトップダウン設計が可能となる。本クロック設計手法を0.5μmCMOS画像符号化LSIに適用した結果、14×14mm^2規模のLSIにおいてクロックスキュー210(ps)を実現した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-08-25
著者
-
松田 宏朗
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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佐藤 秀則
Nttマイクロシステムインテグレーション研究所:nttサービスインテグレーション基盤研究所
-
笠井 良太
NTT LSI研究所
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松田 宏朗
NTT LSI研究所
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佐藤 秀則
NTT LSI研究所
-
小野沢 晃
NTT LSI研究所
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小野沢 晃
Ntt マイクロシステムインテグレーション研
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