発見的算法と分枝限定法を用いた計算時間予測に基づくソースバインディング手法
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概要
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本稿では, ディジタル信号処理ハードウェアのデータパス設計を対象とした計算時間予測に基づき解を導出するリソースバインディング手法を提案する.提案手法は, 発見的算法に基づくリソースバインダと分枝限定法に基づくリソースバインダを組み合わせたものである.まず, 発見的算法に基づくリソースバインダが割り当てるリソース数を変化させ, 残りのリソースを分枝限定法に基づくリソースバインダで割り当てた場合, 計算時間がどのように増減するかを予測する.その予測に基づき, 設計者の与える計算時間制約を満足するように発見的算法に基づくリソースバインダで割り当てるリソース数を決定し, 実際に割当を実行する.残りのリソースの割当を分枝限定法に基づくリソースバインダで決定することにより, 最終的なリソースバインディングの解を得る.計算機実験により, 本手法の有効性を確認する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-05
著者
-
戸川 望
早稲田大学
-
柳澤 政生
早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻
-
大附 辰夫
早稲田大学基幹理工学研究科情報理工学専攻
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大附 辰夫
早稲田大学
-
中村 洋
早稲田大学理工学部電子・情報通信学科
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柳澤 政生
早稲田大学
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