企業におけるファミリー・フレンドリー施策と生活経営
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2004年, 国連は国際家族年10周年に当たり, 家族支援の強化を強調した.家族へのサポートは, 公の制度とともに企業の施策と深い関係がある.本論文の目的は, 生活経営学の視点から, 企業のファミリー・フレンドリー施策を検討することである.方法は, 企業と従業員とへの調査である.結果は, 次のとおりである.(1)女性は育児休業を取得しやすい傾向にあり, その取得状況は高かった.(2)男性は育児休業を取得しにくい傾向にあり, その取得状況は低かった.(3)「ファミリー・フレンドリー企業」においてさえも, 男性が育児休業を利用しやすい企業文化が育っていなかった.男性従業員が, 生活者としての意識を持ち, ワークライフ・バランスを取れるようにしていくために, ファミリー・フレンドリー施策を生活経営の視点から活用する必要がある.
- 2005-10-15
著者
関連論文
- IFHE指導者会議2008シンポジウム「家政学--家族的責任における男女平等」報告 Challenge for home economics for realizing Work-Life Balance of women and men
- 「ろう文化」をアイデンティティとする学生を含む卒論演習の実践報告 : 「社会政策演習」2セメスター30回の記録を用いて
- クラーラ・ツェトキーンとローザ・ルクセンブルク : ローザ・ルクセンブルク没後90年に寄せて
- ローザ・ルクセンブルク虐殺90年の春に
- ワークライフ・バランスに関する考察
- タイ・カンボジア・日本の行動者平均生活時間のジェンダー比較 : 新4大生活時間行動分類による考察
- 障害者雇用支援の国際比較のために : 国際的動向及び日本における研究を中心に
- 日本の障害者雇用における男女差の検討 -労働省「平成10年度障害者雇用実態調査」を中心に-
- 東京都世田谷区在住の夫妻の生活時間と生活様式-1990年生活時間調査から-(第4報) : 場所別・一緒に居た人別にみた夫妻の生活時間
- 東京都世田谷区在住の夫妻の生活時間と生活様式 : 1990年生活時間調査から(第3報)夫妻の家事責任の共同化をめぐる実態と意識
- 東京都世田谷区在住の夫妻の生活時間と生活様式 : 1990年生活時間調査から(第2報)自由時間と趣味・スポーツ・社会的活動
- 東京都世田谷区在住の夫妻の生活時間と生活様式 : 1990年生活時間調査から (第1報) 調査対象と生活時間調査の概要
- 講演1 国連第四回世界女性会議「行動綱領」時代の「家庭生活・家庭経営」領域 (家庭科教育セミナー'96これからの家庭科の内容と指導法(4) : 小・中・高一貫の家庭生活・家庭経営の教育)
- 東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間 : 1995年調査 (第1報) 目的・方法・結果の概要
- 東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間 : 1995年調査 (第2報) サービス残業を含めた労働時間と休日・休暇の実態
- 他の生活時間との関係からみた社会的・文化的生活時間の現状
- F142 日本語ワードプロセッサの指導方法について
- D202 カナ・タイプ入力について : 日本語ワードプロセッサの場合
- 東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間-2000年調査 : 調査方法および主な結果の考察
- 東京・ソウル・北京における雇用労働者の生活時間のジェンダー比較
- 有配偶女性が理想と考えるライフコースに影響を与える要因 -「男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査」から-
- 経済開発の中での食料の生産と消費における女性 : 日韓統計のジェンダー分析
- 企業におけるジェンダー平等とワークライフ・バランス (平成20年度科学研究費補助金による研究)
- 企業におけるジェンダー平等を推進していく人材の育成(プロフェッショナリズムと経営教育)
- 企業におけるジェンダー平等に向けてーワークライフ・バランスに注目した調査からー
- 女性聴覚障害者の生活経営と生活主体形成
- ジェンダー視点からみた農業統計再考(その2)
- ジェンダー視点からみた農業統計再考(その1)
- 繭・米の「生産費」調査統計への女性労働の反映
- 東京都世田谷区在住雇用労働者夫妻の生活時間 : 1995年調査(第3報) : 組織文化におけるジェンダーロールが生活時間に及ぼす影響
- 企業文化と生活文化の関連 : 家政学における生活文化論の意義
- 高齢者低所得層の生活福祉統計による把握
- 高齢者保健福祉ジェンダー統計の有効性(下)
- ジェンダーに区分した高齢者の経済状況の把握
- 介護保険制度下における「介護家事労働」の社会化と生活福祉経営
- 高齢者保健福祉ジェンダー統計の有効性(上)
- 福祉ジェンダー統計の可能性(下)
- 福祉ジェンダー統計の可能性(中)
- 福祉ジェンダー統計の可能性(上)
- 北京女性NGOフォーラム'95と第四回世界女性会議に参加して
- 男性と女性の統計論 : ワークライフバランスを考える(経済学会学術講演会)
- 横山文野『戦後日本の女性政策』
- 部会の存在意義(メッセージ,30周年記念)
- 国際家族年にむけて : 家庭経営学にとっての国際家族年
- 仕事と余暇(仕事と余暇,シンポジウム:21世紀の生活をどうみるか,I 1991年家政学原論部会・家庭経営学部会夏期合同セミナー)
- いま,家政学原論に問われるもの : 経済学出身者として家庭経営学領域からの発言(シンポジウム「いま,原論に問われるもの」,1.昭和63年夏期セミナー)
- アウグスト・ベーベルとマリアンネ・ヴェーバー
- 第30回大会 1994年10月21・22・23日 会場:富士通幕張システムラボラトリ&海外職業訓練センター, 主催:中央学院大学・千葉経済大学短期大学部・日本橋女学館短期大学 (全国大会要約(全国大会20年を回顧する))
- 中国国家統計局「都市家計調査」の支出項目分類の変遷の意味
- 4 ダイバーシティ・マネジメントの観点からみたポジティブ・アクションとファミリー・フレンドリー施策^[○!R](MOTと21世紀の経営課題)
- 生活時間と環境配慮型消費者行動との関係
- 企業におけるファミリー・フレンドリー施策と生活経営
- 3.マレーシア : 家政学視点での旅(I.平成元年夏期セミナー)
- クラーラ・ツェトキーンの女性解放論にみるイスラム,アジア,非資本主義圏の捕捉 : 没後75年によせて
- クラーラ・ツェトキーンとその時代 : 生誕150年記念コロッキウム(ベルリン)によせて
- クラーラ・ツェトキーンと次男コスチャ&ナジャ・ツェトキーン夫妻との文通
- (クラーラ・ツェトキーンと文学)に関する覚書
- 研究と教育の場であった女性文化研究所
- クラーラ・ツェトキーン晩年の私的生活の一断面 : ドイツ連邦文書館SAPMOに残された孫ヴォルフガンクへの手紙を通じて
- 中国国家統計局「家計調査」の収入項目分類の変遷の意味するもの
- 院生教育をふりかえって : まとめと展望
- クラーラ・ツェトキーン研究におけるロシア : モスクワでのRGASPIアルヒーフ利用を中心に
- 巻頭 貧困の撲滅とディーセントワークをめざす世界の女性労働
- 女性労働セミナーの二〇年
- 社会福祉・社会政策・生活科学の学際性
- 女性文化とジェンダー (女性文化と生活文化)
- ジェンダー明示的家計統計の現状と改善
- 「既婚女性が就業継続するか否かを決定する理由」および「役割分担に対する男女の考えと女性の働き方」について : 「男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査」報告書から
- ワークライフ・バランスに関する考察ー株式会社千葉興業銀行のケースからー
- スウェーデン企業におけるジェンダー平等戦略調査 2.本調査
- スウェーデン企業におけるジェンダー平等戦略調査 1.予備調査
- 日本におけるジェンダー平等社会の形成と企業 -スウェーデンとの比較において-
- 緊急大特集 会社が壊れる前に手を打て! ケータイ世代を常識人にする基本のしつけ60
- 外資系企業にみられる秘書の役割(その3) : 特に,「メンター(Mentor)」 としての秘書の役割
- 外資系企業(アメリカ系企業)にみられる秘書の役割(その2) : 特に,理想の秘書像の明確化
- 外資系企業にみられる秘書の役割(その1) : 特に秘書の主体的行動の明確化
- 製薬企業におけるワークライフ・バランスに関する一考察
- 戦後日本の女性運動の思想を問う (特集 「戦後日本」と切り結ぶ思想)
- 『アジア・太平洋地域の女性政策と女性学』
- B-3 製薬企業における男女従業員のWLBに関する一考察(自由論題)
- 「非労働力」と地域
- 第11分科会 IMF危機後の韓国社会政策報告(座長報告,II テーマ別分科会=報告論文と座長報告)
- コーディネーターまとめ(社会政策学会一〇〇年記念大会公開シンポジウム『ジェンダーで社会政策をひらく-労働・福祉・家族-』)