電子状態計算に現れるPoisson方程式の高速解法
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概要
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非経験的に電子状態計算をする方法としてKohn-Sham法がある。これは、基底状態の波動関数や他の諸特性は電子の密度により決定されるというもので、交換、相関効果を簡単に取り入れ計算することができる。このKohn-Sham法では方程式(いわゆるKohn-Sham方程式)を解く時に、そこに現れるPoisson方程式を高精度かつ高速に解かなければならない。本発表では原点付近でメッシュを細かくとり原点から遠ざかるにしたがってメッシュを荒くするような座標変換を提案し、Poisson方程式を精度よく解けることを実証したことを報告する。また、この座標変換したPoisson方程式をそれぞれMICCG法、Bi-CGSTAB法、SOR法で解いて、MICCG法が最も高速であることも示す。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1998-12-11
著者
-
松瀬 丈浩
信州大学繊維学部
-
杉原 正顯
東京大学情報理工学系研究科
-
松瀬 丈浩
信州大学繊維学部精密素材工学科
-
杉原 正顯
名古屋大学
-
須田 礼仁
名古屋大学工学研究科計算理工学専攻
-
三鴨 利彰
名古屋大学大学院工学研究科計算理工専攻
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