事例ベース推論に基づく通信サービス要求獲得手法

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概要

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通信技術の発展を背景として、通信サービスに対する要求は益々多様化しており、その要求を的確に対応するためには、一般ユーザによる通信サービスの定義が望まれる。しかし、ユーザに通信サービスの厳密な定義を強いるのは無理があるため、不完全なユーザの要求を完全なものとするための支援が必要である。本稿では、自然言語で記述された不完全な要求から、ユーザの意図を抽出し、この意図に関連する過去の事例を利用して、要求を完全にする手法を提案する。通信サービスの事例をモデル化するために、機能部品と概念属性の概念を提案する。機能部品は、事例を組織化するための要素であり、概念属性はユーザの意図を構成するものであると共に、事例ベースから事例を検索するための基準となるものである。この手法は、過去の事例を使うので、知識獲得の負担を軽減でき、一般ユーザが自然言語で記述した、不完全、曖昧な要求から、完全な仕様を導出できる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1995-01-26

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