宣言型通信サービス仕様記述言語からSDLへの変換法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
通信サービスに対する多様な要求を通解し、迅速なサービスの提供をおこなうためには、利用者自身が通信サービス仕様を定義できることが望ましい。そのための言語として、我々は通信サービス仕様記述言語STRを提案してきた。STRは通信システムの外部から観察できる事象(広域状態遷移)を宣言的な規則を用いて記述する言語であり、利用者でも容易に記述できる。STRは広域状態遷移規則と、許されない状態を指定する禁止状態指定規則から構成される。広域状態は、主状態記述プリミティブと副状態記述プリミティブの2種類の述語を使って記述される。状態の記述にあたって、述語論理における否定表現を用いることができる。我々は、STRから通信ソフトウェアの仕様をSLD形で生成する研究をおこなってきた。これは、広域的な状態遷移記述から分散配置されたプロセスの仕様(局所状態遷移)を求めるものである。これまでに生成アルゴリズムの骨格を発表してきたが、本稿では、SDLを生成する上での課題として次の3点をとりあげ、その解決法について論じる。(1)STRの否定表現を展開する方法。(2)禁止状態指定規則を用いて有り得ない状態の生成を防ぐ方法。(3)STRの副状態記述プリミティブをSDLの条件文に変換する方法。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
関連論文
- マルチベンダ指向リアルタイムソフトウェアプラットフォーム
- 通信サービスの視覚的な要求仕様化支援法
- サービス競合における異常な状態への遷移の検出法
- 通信サービス相互作用に含まれる意味的矛盾動作検出方式
- 通信サービス仕様記述支援のためのデータベース構成法
- 非専門家を対象としたサービス仕様記述支援法
- 通信サービス概念モデルの応用に関する一考察
- 通信サービス動作の修正影響解析支援方法
- 通信サービスの概念モデルの一考察
- 通信サービス仕様記述支援におけるガイダンス手法の一考察
- 通信サービス仕様間の矛盾の自動検出法
- 通信サービス課金仕様競合検出方式
- 通信サーピス課金仕様競合検出方式
- 分散システムの記述とプロセス動作
- 連結グラフを考慮するコンカレントシステムの状態生成手法
- サービス仕様検証法の一考察 : サービス競合検出法の効率化
- 離散事象システムにおける可達集合の高速検証方式
- 通信システムサービス仕様における正当性検出と解消方式
- 通信システムサービス仕様におけるデッドロック検出方式(グラフ,ネットワークとアルゴリズムおよび一般)
- 通信サービス要求記述の静的解析手法
- プロダクションシステムにおける詳細優先方式による競合解消戦略の静的解析手法
- 通信サービスに対する要求理解に関する一検討率
- 通信ソフトウェア仕様の検証に関する課題
- 概念データモデルで記述された仕様の関数型言語への変換
- B-19-17 CCMからHCMへの自動変換法の提案(B-19.ネットワークソフトウェア,一般セッション)
- ドメインモデルを用いたサービス仕様生成の構想
- 通信サービス仕様生成における要求理解に関する一考察
- 宣言型通信サービス仕様記述言語からSDLへの変換法
- 規則形式の通信サービス仕様からのプロトコル合成
- 通信ソフトウェア自動生成のためのプロトコル整合に関する一考察
- インタフェースの意味対応によるプロトコル整合
- プロダクションルールを用いた通信サービス仕様の詳細化
- 機能分散モデルのアーキテクチャ配置の考察
- 二段階通信サービス仕様記述とプログラム仕様への自動変換
- 通信サービス要求理解方式の一考察
- 任意プロトコル仕様に合わせたネットワーク制御タスク自動配置
- 自動合成プロトコルと標準プロトコルとの整合法に関する一考察
- 通信サービス要求理解に関する一考察
- ドメインモデルとCBRによるハイブリッド型要求理解方式
- グラフ表現可能な通信サービス仕様からソフトウェア仕様への変換法について
- 機能分散モデルのためのソフトウェア構成に関する一考察
- 機能分散モデルにおけるサービス機能展開の考察
- 端末動作記述によるサービス仕様記述の機能分散モデルへの展開
- サービス非依存な競合回避機能を有するプロトコル合成法
- 通信サービス記述からプログラム仕様への自動変換と最適化
- 段階的詳細化による通信サービス仕様記述
- 異常な状態への遷移の検証手法 : 競合検出精度の向上手法の提案
- プロダクションルールに基づく通信サービス仕様記述法 : 条件判定記述についての一考察
- オントロジーによる通信サービス要求定義手法
- 通信サービス開発へのオントロジーの導入
- 属性操作による通信サービスの発想支援
- ネットワークサービス概念体系に基づく要求記述の意味理解
- 事例からの新しい通信サービスの導出
- 事例ベース推論に基づく通信サービス要求獲得手法
- ドキュメントと概念の対応管理に基づくドキュメント保守支援
- 概念構造を利用したドキュメント保守支援方式
- 非専門家を対象とした仕様記述支援法
- サービス競合検出法の一考察
- 通信サービスの意味的競合の検出 : 非決定性によるサービス競合検出の拡張
- 仕様記述時のサービス競合検出手法の評価
- プログラムスライシングに基づくソフトウェア独立改造方式
- 改造に伴う影響を除去するソフトウェア独立改造方式
- B-19-6 状態遷移図のCCMからHCMへの自動変換法(B-19.ネットワークソフトウェア,一般セッション)
- ソフトウェア修正支援を目的とした設計プロセスの獲得支援方式
- 状態遷移図のCCMからHCMへの自動変換手法 (情報ネットワーク)
- 設計情報再利用支援における事例提示方式
- ソフトウェア修正支援を目的とした設計プロセスの獲得支援方式 : 設計目標提示方式
- 概念モデルに基づく通信サービス仕様記述法
- 状態遷移図のCCMからHCMへの自動変換手法(ポストIPネットワーキング,新世代ネットワーク,ネットワークモデル,インターネットトラヒック,TCP/IP,マルチメディア通信,ネットワーク管理,リソース管理,プライベートネットワーク,NW安全性及び一般)
- 状態遷移図モデルの自動変換アルゴリズムに関する一考察 (通信方式)
- 状態遷移図モデルの自動変換アルゴリズムに関する一考察(ポストIPネットワーキング,新世代ネットワーク,ネットワークモデル,インターネットトラヒック,TCP/IP,マルチメディア通信,ネットワーク管理,リソース管理,プライベートネットワーク,NW安全性及び一般)