日本語による通信サービス仕様記述から形式言語への変換
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概要
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プログラム自動生成や仕様検証の入力となる要求記述には形式言語が用いられてきた。しかし、形式言語は要求の提出元である一般利用者には使い難く、自動生成や検証で用いられる言語も自然言語とすることが望ましい。要求記述への自然言語の導入において、任意の表現を許し、すべての分野への適用を図るというアプローチも考えられるが、この場合自然言語処理で研究されている数々の問題の解決が前提となり、また表現の任意性から来る記述漏れ、曖昧さなどが増加し、要求記述のアプローチとしては相応しくない。要求をより正確に記述させるためには、対象分野の性格を反映した枠組みを設け、その範囲で自然言語を使用させることが得策である。本論文ではこの考え方に基づき、通信サービス分野を対象に要求記述のためのモデルを定め、それに基づいた自然言語記述規定を提案する。更に、記述された要求を当研究所で開発した形式言語STRへ変換する手法を提案する。STRでは既にプログラム自動生成の研究が行われており、本研究は自然言語による要求記述からのプログラム生成の一翼を担うものである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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