高速液体クロマトグラフィーと赤外粉体反射スペクトロメトリーとの結合測定法
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概要
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高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を,単なるクロマトグラムの測定でなく,その流出成分の同定もできるように,より有効な赤外粉体反射スペクトロメトリーを結合した.赤外粉体反射スペクトルでの検出限界は,試料の吸光係数,形状,マトリックスの状態,照射光の大きさによって一概には決められないが,b効果によって,その吸光度は濃度の対数に比例するという関係がある,EDR-31型粉休反射装置はエミッションレスであり,又8mmφの試料ざら全休を照射する光学系なので温度の影響は少ない.しかし,試料の微量測定には適していないので,クロマトグラムの成分分配状態を保持させながら濃縮するプレ濃縮装置を作り,(5〜10)倍に濃縮して測定したところ,5μgの成分量が測定できた.もし,1回のHPLGで必要量が得られなければ,繰り返し操作して成分量を増加させればよく,又,一連の試料ざらはクロマトグラムの情報を成分として保持しているものであり,フーリエ変換赤外分光法(FTIR)のディスクメモリーにファイルされたデータと同質の役割を果たしている.
- 1981-06-05
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