近紫外,可視及び近赤外測定用フーリエ変換分光システムとその測定法
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概要
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高波数域測定用オフライン偏光干渉フーリェ変換分光システムを開発し、その性能、スペクトル復元計算及び測定方法について研究した。 本システムの走査時間は O.5、1.O 及び 2.0秒、データ採取量は 400、800 及び 1600 点である。 作成できる光路差は近赤外部で約 110μ、近紫外部で約 140μ、スペクトル分解能は D.F.T. を用い 6000cm^<-1> 付近で 70cm^<-1>以上の値を得た。 F.F.T. はデータ点1600 を 2048 に増加して行ってもスペクトル間隔は 60cm^<-1> 以上となった。 得られたスペクトルは分解能を考慮すれば標準データと一致している。 本システムは分散型分光光度計に比べ高感度、高精度の測定が可能であり、オレイン酸の熱発光スペクトル、水の吸収帯と重なった希土類元素の吸収スペクトルなどを測定し、分析化学に有効な装置であることを確認した。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-10-10
著者
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