抽出浮選法を用いる微量銅の吸光光度定量
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概要
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ラウリル硫酸ナトリウムを捕集剤とし,窒素気ほうによりイソベンチルアルコール-酢酸ブチル(2:1)混合溶媒に3-(2-ピリジル)-5,6-ジフェニル-1,2,4トリアジン-銅(I)キレートとして銅を抽出浮選し,有機相の吸光度を測定して銅を定量する方法を検討した.6.3μgの銅を含む試料溶液(500ml,pH9.0〜9.2)に窒素ガスを60ml min^<-1>の速度で5分間通気することにより,5m1の混合溶媒相に約97%の回収率で銅が浮選され,約100倍に濃縮される.この際,ジエチルジチオカルパミン酸ナトリウム(Na-DDC)エタノール溶液に銅を浮選した混合溶媒相を添加し,DDC-銅錯体に基づく吸光度を433nmで測定すれば,浮選された有機相の吸光度を測定するよりも約1.5倍感度が向上する.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1979-04-05
著者
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小辻 奎也
静岡大学理学部
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林 滋彦
福井大学教育学部
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畑沢 智
東京大学教養学部化学教室
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畑沢 智
静岡大学理学部
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四方 俊郎
静岡大学理学部
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林 滋彦
福井大学教育学部化学教室
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小辻 奎也
福井医科大学化学教室
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