溶媒浮選法を用いる微量鉄の吸光光度定量
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概要
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捕集剤にラウリル硫酸ナトリウムを用い,3-(2-ピリジル)-5,6-ジフェニル-1,2,4-トリアジン(PDT)-鉄(II)キレートとして鉄を窒素気ほうによりイソアミルアルコールに溶媒浮選する.イソアミルアルコール相に濃縮されたPDT-鉄(II)キレートの吸光度を555nmで測定し,ppbレベルの鉄の迅速な定量を行った.2.8μgの鉄を含む500mlの水溶液(pH2.5〜3.5)に窒素ガスを25ml min^<-1>の流速で15分間通気することにより,5mlのイソアミルアルコールに鉄は約97%の回収率で浮選され,1回の浮選で約100倍に濃縮される.又,本法により海水中の鉄を精度よく定量できる.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1977-07-05
著者
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