抽出浮選-吸光光度法による血清銅の定量
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概要
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血清銅定量のための前処理法として抽出浮選法について検討した.ppbレベルの銅(II)を,pH6.8〜7.2でパソクプロイン-銅(I)キレートとした後,ラウリル硫酸ナトリウムを添加して窒素気泡により浮選し,液面に浮かべた4-メチル-2-ベンタノン-1,2-ジクロロエタン混合溶媒(4:1)(試料溶液20mlに対し,1.2ml使用)中に取り込ませる.浮選後取り出した有機相を1mlに希釈し,その吸光度を476nmで測定して銅を精度よく定量できた.本法を除たん白後の全上澄液に適用し,(0.3〜0.5)mlの血清中の銅を標準添加法及び検量線法により定量することができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1983-07-05
著者
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