OODBを用いたプロジェクト管理支援システム : 工程管理、品質管理、コスト管理の統合化

概要

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プロジェクト管理の主題は、プロジェクトを成功させるために、工程(=進捗)管理、品質管理、コスト管理の3つの視点から、(1)正確な見積に基づくソフトウェア開発計画の立案(2)正確な状況把握によるプロジェクトにおけるリスクの早期発見(3)プロジェクトにおけるリスクの早期回避の3つを実現することである。しかし、通常は工程管理、品質管理、コスト管理のそれぞれが、個別のシステムとして構築されることが多く、これらを1つに統合化したプロジェクト管理システムとして構築されることは少ない。しかし、工程管理、品質管理、コスト管理の3つを1つのシステムとして、データーベース(以後、DBと呼ぶ)を共用する形で構築できれば、システムの構築上・運用上の付加価値が生じるので、統合化することが意味を持つ。そこで、これらを統合化したシステムを構築するために、アプリケーション・システム(以後、APと呼ぶ)の統合の意義を考察するとともに、これら3つの業務を分析することにより、プロジェクト管理システムとしての在り方を探る。そして、統合化の検討から生まれた、オプジェクト指向データベース(以後、OODBと呼ぶ)を用いた新しい品質管理システムついて明らかにする。
社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01

OODBを用いたプロジェクト管理支援システム : 工程管理、品質管理、コスト管理の統合化

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