ソフトウェア設計上の意思決定と判断根拠を記録し再利用するためのモデル
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概要
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著者は、ソフトウェアの生産性向上と品質向上のために、グループワークの利点を活かしてソフトウェア開発できるようなソフトウェア開発環境の実現を目指している。そこでは、グループワークでソフトウェア開発できるようにするために、ネットワークを介してソフトウェア開発できるようにしている。そして、ネットワークを介して交わされるソフトウェア設計のための議論と意思決定を支援するとともに、その顛末をソフトウェア設計上の意思決定とその判断根拠として記録し、ソフトウェア設計時に再利用する開発環境を構築している。この環境の特徴は、ソフトウェアの設計に必要な情報を漏らさず記録できるようにするために、ソフトウェア設計のための議論をon-line real timeで記録し、しかも一度記録した情報を再構成することなく、再利用できるようにしていることである。この論文では、この環境の実現に求められる要件を明らかにするとともに、ソフトウェア設計のための議論の記録形式のモデルを提案している。そして、その記述例を示すことにより提案したモデルの有効性を示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-22
著者
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