植物の形態進化に対するセルオートマトンを用いたアプローチ
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概要
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今日の植物の形態は、特に熱帯地方にみられるように極めて多様である。これらの形態は各植物の遺伝子が生成したパターンと見ることができるが、ではこのようなパターン形成の能力を、植物遺伝子はどのようにして獲得していったのだろうか。生物の進化について遺伝子重複説という考えがある。これは、遺伝子に重複が起こり、これまでの機能を失うことなく、もう一方のコピーの突然変異により新たな機能を獲得することで進化が起こったというものである。この説に従えば、遺伝子の新たなパターン形成の能力も、これまでのパターン形成に必要だった情報に、突然変異による新たな要素が付け加わった結果だと考えることができる。そこで、この研究では、非常に単純な体制の植物から高等植物にいたる遺伝子のパターン形成の進化が、そのような付加的な形で表現できるかどうかを現存の植物の形態や化石植物の記録から考察し、セルオートマトンを使ってのパターン形成の進化のシミュレーション法を提案する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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