低次元音声情報に基づいた顔アニメーションのアルゴリズム自動生成
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概要
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人間が発声する音声は何らかの意味内容を伝達する媒体であるが、本研究では計算量を減らし高速化するために音声をまずそれが持つ意味内容に立ち入らない低次元のレベルで分析する。つまり、音声をその伝達関数が極だけで記述される自己回帰モデル(ARモデル)と仮定し、声道で形成される音声のフォルマント情報など、スペクトラム包絡特性を含んだ特徴を表すLPCケプストラム係数を音声の同定に用いる。次に、その係数と顔画像から抽出される特徴パラメータとの関係を定めたメディア変換テーブルを作成し、入力された音声,情報から対象人物の、その音声の持つ情報のうち非意味論的低次元レベルのものからだけで、どれだけ音声に応じた顔(特に口唇形状)アニメーションの動く手順、すなわちアニメーションのアルゴリズムの自動生成が行えるかの研究を行い、有効な方法を提案する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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