並行プロセス記述言語NCCの改良

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概要

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本大学で開発された科学技術計算用MIMD型並列計算機(SM)^2-II上に実装されている並行プロセス記述言語NCC(Node oriented Concurrent C)の使用経験をもとに、この言語に改良を加えて記述性、移植性の向上を図り、言語としての充実度を増す。NCCは、NCモデルと呼ばれる計算モデルに基づいており、全体のシンタックスはC言語をベースとして設計されている。(SM)^2-II上には、DIPROSと呼ばれるOSが実装されており、NCCはこのOS上で実行される。(SM)^2-IIでは、PU間通信にRSM(Receiver Selectable Multicast)と呼ばれる、1つのPUから複数のPUへ同時にデータを転送する機能を用いている。これによって、プロセス間通信において、データのマルチキャストが可能となる。
1989-03-15

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