ビジュアルDEQSOLシステム1 : 工程分析および機能構成
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概要
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数値シミュレーション用高水準言語DEQSOLは、数式レベルの記述からFORTRANによるシミュレーションプログラムを自動生成する。FORTRANの10倍以上の記述効率を有し、スーパーコンピュータに適したコード生成を実現している。現システムはこれまでに、解析手法として差分法(バウンダリ・フィット法を含む)・有限要素法を備え、流体解析機能等機能面での強化を継続してきている。一方、DEQSOLによるシミュレーションの全体工程に目を向けると,形状記述やメッシュ粗密制御などの言語のみでは対応が困難なケース、生成プログラムのデバッグや解の検証に工数を要するケース、あるいは言語のレベルの一層の高度化によってアルゴリズム記述が初心者にも容易になるケース等々、ユーザインタフェースの改善を望む項目が挙げられる。本報告では、現DEQSOLを実問題へ適用した際の工程分析を通して、工程の一層の短縮およびユーザ層の拡大を検討し、ユーザインタフェースとして望まれる機能要素の構成を試み、統合的な数値シミュレーション環境としてビジュアルDEQSOLシステムを提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
-
梅谷 征雄
(株)日立製作所中央研究所
-
金野 千里
(株)日立製作所中央研究所
-
金野 千里
(株)日立製作所 情報事業本部
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猪貝 光祥
(株)日立超LSIシステムズ
-
太田 忠
(株)日立超LSIエンジニアリング
-
金野 千里
日立
-
猪貝 光祥
日立超lsiシステムズ 先端開発本部
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