モーバイル・コンピューティング環境におけるアーキテクチャ・モデルの提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近の無線インタフェースを装備した可搬型計算機の技術的進歩は目覚しく、移動しながらネットワークに接続し、既存の分散システムとの通信ということも可能になった。モーバイル・コンピューティングとは、無線によるネットワーク接続が可能な可搬型計算機の使用によって、新しい計算機の利用を提供するものである。モーバイル・コンピューティング環境を実現するには、無線の回線品質の低さ、携帯型計算機のリソースの制限、ユーザの位置、ユーザが使用するマシンの位置の変化などを考慮しなくてはならず、既存の有線中心に構築されてきた分散システムとは大きく様子が異なる。本稿では、モーバイル・コンピューティング環境実現のため、以上のような問題点を総合的に解決するソフトウェア・アーキテクチャを提案し、そのアーキテクチャ上で機能する、電子メール・アプリケーションについて紹介する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
-
岡田 謙一
慶応義塾大学理工学部情報工学科
-
松下 温
慶応義塾大学理工学部
-
重野 寛
慶応義塾大学理工学部
-
兪 衛東
慶應義塾大学
-
大島 浩
沖電気工業(株)オープンシステム開発センタ
-
清松 和明
日本電気株式会社制御システム事業本部通信制御システム事業部基本技術開発部
-
清松 和明
慶応義塾大学
-
兪 衛東
慶応義塾大学
-
大島 浩
慶応義塾大学
-
岡田 謙一
慶応義塾大学
関連論文
- 実物体とその操作者を識別可能なメディアリッチ空間の構築(セッション5:共感のメディア)
- 論理式を用いたメディア間同期関係の記述法
- SS通信を利用した車々間通信システムにおける通信方式の提案
- 6D-1 DHTにおける認証ノードに対する評価値を考慮した分散認証手法の提案(通信方式(2),一般セッション,ネットワーク)
- ファジィ理論を用いた輪郭抽出に対する一考察
- ファジィ理論を用いた輪郭抽出 : 画像の特性に合わせたメンバーシップ関数の自動生成
- MR空間における実物体を介した遠隔協調作業(仮想都市, 複合現実感, および一般)
- DSRCを用いた連続型路車間通信における可変無線ゾーンの構成と動的スロット多重(DSRC)(ユビキタス環境のモバイル通信システムとITS)
- 一呼吸中での2種類の香り提示における嗅覚の時間特性の測定(複合現実感,仮想都市,及び一般)
- 香りのパルス刺激に対する嗅覚の時間特性の測定とモデル化
- ユニファイドメッセージを指向する CTI サーバ(1) : CTSTAGE の開発
- 季節感の表現を可能にした風景画像作成システム
- 三次元パターン通信による認証
- LK-018 複合現実空間における香りの空間デザイン手法(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- 遠隔TV会議システムMAJICの使用による評価
- 歩行者用道路上におけるリアルタイムな混雑情報の取得・提供手法(セッション2:ユビキタス2)(ユビキタスモバイルサービス)
- 歩行者用道路上におけるリアルタイムな混雑情報の取得・提供手法(セッション2 : ユビキタス2)(ユビキタスモバイルサービス)
- 次世代公衆網とインターネットのサービスインターワーク
- 人間の感性を考慮し,風景描写文から風景画像を作り出す試み
- ファジィ検索のための平均演算子による曖昧属性の生成
- 暖昧な問い合わせによる検索環境(2) : 曖昧検索に適したLBGクラスタリング
- 暖昧な問い合わせによる検索環境(1) : モデル化とインターフェイス
- パルスエコー法による舌像からの音韻抽出
- 同一射出量の香りのパルス射出提示における感覚強度差の測定(複合現実感,仮想都市,及び一般)
- 仮想的な出会いを実現したインフォーマルコミュニケーション支援インタフェースの提案
- 仮想作業環境における状況記憶の活用
- 5. グループウェアにおけるコミュニケーション支援 ( グループウェアの実現へ向けて)
- Awarenessと状況記憶を支援したインフォーマルコミュニケーション環境
- VENUS : 分散作業環境におけるコミュニケーションおよび状況記憶の支援について
- 並行協調作業支援のための多重レイヤデータベース
- 情報の伝達と管理に着目した協調作業支授環境
- ハイパーメディアにおける協調検索とそれを支援する情報視覚化の方法
- MP-TCP: マルチホーム環境下において帯域集約を実現するトランスポート層プロトコルの提案(プロトコル, ブロードバンド・ユビキタス・ネットワークとその応用)
- 机型スクリーン上に実装した触覚的ウィンドウシステム(マルチモーダルIF (3),「マルチモーダルと音声HI」およびヒューマンインタフェース/音声言語情報処理一般)
- 暗号化機能と認証機能を取り入れた遠隔会議システムの構築
- グループに適した暗号化鍵の管理と配送システム
- 階層構造における鍵管理法
- 2E-5 仮想環境におけるオブジェクトの密集状態に対応した負荷分散手法(ネットワークハードウェア・ソフトウェア,一般セッション,ネットワーク)
- 順応の影響を考慮した芳香提示手法(仮想都市,複合現実感,及び一般)
- 協同記録作成を基にした対面議論への参加支援環境の構築(コラボレーションの「場」とコミュニティ」の編集にあたって)(会議支援)
- インターワークフロー支援システムの実装と実証実験
- 時間的要因を考慮したマルチメディア文章体系の構築 : 空間関係及び時間的同期関係の記述法について
- マルチプロジェクト環境における資源管理法について
- タスク間コミュニケーションの提案
- 1ZB-2 関連タスクの追跡システムの提案(協調作業支援システム,一般講演,インタフェース)
- PHSを用いた地理的位置の把握
- ファイアウォールを意識したモーバイル・コンピューティング環境の構築
- MC^2 PlatformにおけるLogin監視と電子メール配送
- APTBookにおけるイメージデータの階層的管理方法
- 操作性に重点をおいたWWWの視覚化
- 1D-2 マルチメディアデータの連動サービスを含む遠隔教育システム
- 分散マルチメディアシステムのための開放型情報ネットワーキングアーキテクチャ
- モーバイル・コンピューティング環境におけるアーキテクチャ・モデルの提案 (第52回全国大会(平成8年前期 於:電通大)大会優秀賞受賞論文)
- モーバイル・コンピューティングにおけるアプリケーション・エージェントの構築
- モーバイル・コンピューティング環境におけるアーキテクチャ・モデルの提案
- NPB : DQDBの優先順位においてBWBメカニズム
- DQDBにおける帯域ロスのない動的な帯域配分のアルゴリズム
- NFA : DQDBにおいて帯域幅の損失が無いBWBメカニズム
- チーム作業支援環境
- 自己組織アルゴリズムによる無線LANの構成
- 可変長パケットを利用した分散モードチェンジスロッテドリングLAN
- 東京外郭道路による首都高速道路の渋滞解消効果に関するシミュレーション
- ITSシンポジウム
- 1. 無線LANの必要性と展望 ( 無線LAN)
- 奥行きを利用した3次元協調作業空間
- インタネット上でホスト移動をサポートするプロトコルHMSP
- インテリジェントドアによる伝言管理提示手法(セッション2:新たなコミュニケーション形態)
- 教育デジタルコンテンツの統合による教育環境支援
- N-36 教育デジタルコンテンツ統合のためのメタデータの一検討(教育支援システム(2),N.教育・人文科学)
- ウェブ利用個別学習における電子掲示板利用に基づく学習者グループの構成(メタ認知を促進・支援する学習システム/一般)
- PADによるソフトウェア開発システム
- T式による関数型プログラム開発
- TINA環境下でのドメイン間インターワーキングに関する一考察
- HOT-CARD : カード型電子図書館インタフェース
- 神経回路網による時系列パターンの認識と応用
- マーカ駆動による時間関係の推論
- MAP&Room : ビジュアル,ネットワーク,アクセスの実装及び評価
- 実感可能なインタフェイスを実現した仮想空間の構築
- 作業者の集中度に応じた在宅勤務環境の提供 : 仮想オフィスシステムValentine(次世代ヒューマンインタフェース・インタラクション)
- アウェアネススペースを実現し気配を考慮した大部屋仮想オフィス
- インターワークフロー定義ツールの設計
- グループ指向型鍵管理方式の遠隔会議システムへの応用
- 指向性アンテナを利用した無線LANの提案
- 無線LANにおける自律的なネットワーク形成に関する考察
- 分散環境における接近感の提供
- 路車間・車々間通信のための統合型プロトコルI-WARP
- 超微細なパルス射出に対する嗅覚の時間応答特性と時間分解能の測定
- 個人/協同作業フェーズの連続性を重視したデータ管理
- 同報環境に適した無記名投票プロトコルの一例
- 無線LANとプロトコル技術
- TV映像表現の分析と遠隔TV会議システムへの応用
- 屋内無線LANのための電波伝搬の測定
- 有線と無線の2層構造をもつLAN
- 一呼吸間における嗅覚の2点閾値の測定(複合現実感,仮想都市,及び一般)
- 気持ちの伝わるコミュニケーションのための感情表現を利用した電子メールシステム
- インターネットにおいて、移動ホストをサポートするプロトコルの提案と実装
- 1. グループウェアの実現のために ( グループウェアの実現へ向けて)
- グループウエアの社会・文化的考察
- 2020年の初夏のある日