グループに適した暗号化鍵の管理と配送システム

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概要

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最近、ネットワークのセキュリティーに対す関心が高まっている。外部の侵入者から大切なデータを守る手段としての暗号化は、通信段階で非常に有効である。その暗号法は、これまで様々な形のものが考案されてきたが、最近では暗号化に、暗号化鍵を使用するのが一般的になっている。そのために、鍵は重要な存在となるので、鍵の管理と各ユーザーへの配送の方法も重要となってくる。また、我々がある組織の中で作業を行う場合グループを形成して行うことが多い。さらに、各ユーザーは一つのグループだけではなく、複数のグループに所属していることも多いので、そういった状況に適したシステムが必要になってくる。そこで、我々はグループにおける通信に適し、かつ、グループ構造の変化に対しても、柔軟に対応できる鍵管理システムを提案し、同時に、そのシステムに適した鍵配送システムも提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

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