米国北西部の主要3植生帯の森林の現存量と生産量
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概要
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米国北西部の主な三つの植生帯からそれぞれ代表的な林分な選び, それらの現存量, 生産量, 落葉量などの調査を行なった。太平洋に近いPicea sitchensis帯のTsuga heterophylla-P.sitchensis林(100〜120年生)の地上部現存量, 葉量, 地上部純生産量は875t/ha, 7.9t/ha, 10.3t/ha/yrであった。それより内陸のT.heterophylla帯のPseudotsuga menziesii-T.heterophylla林(90〜110)のそれらは669t/ha, 11.1t/ha, 12.7t/ha/yr, カスケード山脈西側の亜高山帯に近いAbies amabilis帯のAbies procera-P.menziesii林(100〜130)のそれらは882t/ha, 17.5t/ha, 13.0t/ha/yrであった。調査で得た資料に基づき個々の林分の生産構造, 葉の生産能率, 現存量密度, その他を検討し, 林分間の比較を行なった。上記調査林分とほぼ同環境にあり, 極相に近づきつつある同型の林分を伐倒せず測定して得た幹の現存量は, P.menziesii-T.heterophylla林で1591t/ha, A.procera-P.menziesii林で1687t/haであった。
- 日本森林学会の論文
- 1976-10-25
著者
-
四手井 綱英
京都大学農学部
-
藤森 隆郎
社団法人日本森林技術協会
-
藤森 隆郎
農林省林業試験場関西支場
-
川那辺 三郎
京都大学農学部附属演習林北海道演習林
-
斎藤 秀樹
京都府立大学農学部
-
GRIER Charles
School of For., Oregon State Univ.
-
Grier Charles
School Of For. Oregon State Univ.
-
四手井 綱英
京都府立大学
-
四手井 綱英
京都大学
-
川那辺 三郎
京都大学農学研究科
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