材木のさし木に関する研究(第7報) : 芽の有無とホルモン処理が発根に及ぼす影響
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概要
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さし穂の芽を全部除去すれば, 発根にどのような影響があらわれるか, またこのようなさし穂にインドール-3-酢酸をあたえれば発根を促進することができるかどうかを明らかにする目的で, ポプラを材料として実験した。その結果の概要を示せば次のとおりである。芽を完全に除去したさし穂は, 芽を有するさし穂に比し発根は明らかにわるかつた。すなわち発根率がひどく, 平均1さし穂当りの発根根数はすくなく, 平均1さし穂当りの総根長は短かかつた。しかし芽を全く有しないさし穂でも, 適当な濃度のインドール-3-酢酸で処理すれば根の形成は促進せられ, 発根率は高くなり, 平均1さし穂当りの発根根数は増加し, 平均1さし穂当りの総根長は長くなる傾向が明らかにみとめられた。
- 1957-10-25
著者
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